だから飼い主と一緒に室内で暮らせる環境が、犬には一番快適です。
犬種によって体型も性質も違うので、飼う前によく下調べすることが大切です。
犬と暮らすための4大ポイント
犬を飼ったら御近所にあいさつを!
隣近所の中には、「犬は苦手だ」という人もいます。なので、犬を飼うことが決まったらまず近隣にあいさつを。
そのとき「何かご迷惑をかけたらすぐ連絡ください」といっておきましょう。
それだけでも、かなりあなたとペットの高感度がアップするはず。
そして、もし近所から苦情がきたら、すぐに解決するよう努めましょう。
集合住宅の共有スペースに
注意を払おう!
廊下を歩くときは、大型犬なら離れないようにリードをつけ、小型犬なら胸に抱いて歩きましょう。エレベーターに乗る際は、ちゃんとしつけていても、狭い密室に知らない人がいると、犬は緊張して吠える場合がありますので、特に注意が必要です。
先に乗っている人に「ご一緒してよろしいですか?」と声をかけるのはもちろん、できれば、他の人との利用はさけましょう。
住人や、他のペットと積極的に交流させよう!
犬はもともと社交性のある生き物です。
同じ集合住宅の中で暮らす人々や他のペットと顔見知りになれば、犬の社交性を満足させるだけでなく、ムダ吠えすることも少なくなります。
お互いの犬を連れて一緒に散歩に出かけたり、「ペットは飼っていないけれど犬は好き」というお宅を訪問したりすると、お互いの理解が深まります。
困ったときは助け合いの精神で。
犬の飼い主が家族で旅行に出かけるときは、同じ集合住宅にいる者同士が預かったり、散歩を手伝ったりしたいものです。
ペットホテルを利用する手もありますが、慣れている環境で過ごすほうが犬にとってもストレスが少なくなります。
飼い方…飼育は室内・散歩は毎日
室内にトイレを置き、合図で排泄ができるように
散歩のときにする犬が多いが、室内で飼う場合、散歩の時間を持たなくてもいいように家の中にトイレを作りましょう。
家の中ですませることで、近隣の人に迷惑をかけないという利点もあります。
犬は清潔好きなので、食事をする場所や寝る場所の近くにトイレがあることを嫌がる傾向がありますので、トイレの置き場所には注意が必要です。
食事は総合栄養食を適量、与えすぎは病気の誘因に!
犬の食事も人間と同じく栄養バランスを考え、「総合栄養食」という表示のあるドッグフードがオススメです。成犬で1日1〜2回を目安にして、決められた量を与えることが大切です。ほしがるだけ与えていると肥満になり、病気を誘発する可能性があります。また、犬の健康によくないネギ類などは絶対に与えないよう注意しましょう。
散歩は犬にとって刺激と社交の場!毎日散歩に出かけよう
飼い主は犬を連れて、毎日必ず散歩に出かけることを心掛けましょう。
散歩は犬の健康のため、ストレス発散のためにも不可欠です。
また、散歩では他の犬とのコミュニケーションをはかり、社会性を育て、さまざまな刺激を受ける絶好の場でもあります、運動量は十分と思われる小型犬でも散歩は必要です。
しつけ…しつけの中で信頼関係の構築を
犬のしつけは【ほめる】が一番!
犬を飼う上で、しつけはとても重要です。
しつけというと「お手」などの芸をしこむことだと勘違いしているひとがいますが、芸ではなく、飼い主と犬とがコミュニケーションをはかるための共通の合図だと考えましょう。
犬のしつけは基本的に「ほめる」ことが一番です。
犬は、楽しい経験のほうが記憶に残りやすいと言われていますので、楽しくまなんだほうが早く覚えます。
散歩の折にでも、毎日根気よくしつけをつづけましょう。犬と一緒に「しつけ教室」に参加するのもオススメです。
人間がリーダーと教える!
犬が悪いことをしたときは、毅然とした態度で、その場ですぐにしかることが重要です。
また、犬がおやつを欲しがったときなども、甘い顔をしてすぐに与えてはいけません。
すぐに要求にこたえると、犬は相手より自分のほうが群れのリーダーとして優位だと勘違いする傾向にあります。
その結果、飼い主の言うことを聞かない、コントロールのできない犬に育ってしまいます。
トラブル…理由を理解して原因を取り除く
ムダ吠えはむやみに叱らず「天罰」方式で
ムダ吠えは最大の迷惑。
犬は見知らぬ「敵」を撃退しているつもりなので無闇にしからず、犬の後ろから水鉄砲で水をかけたりして、「吠えたら嫌なことが起こる」と思わせよう。
かみつきには、人がリーダーだと生活の中で示す
犬の支配欲から起こるかみつきは人がリーダーになっていないから。
そんなときは、命令に従ったときだけほめて、徐々に人がリーダーであることを生活の中で示していきましょう。
分離不安、外出の前後にふれあうのをやめる
飼い主への依存度が強いと、留守中不安が募って吠えたり、いたずらしたり…。
外出の前後に可愛がりすぎるとその傾向が強いので、黙って出かけ、帰って来た後もしばらく無視してみましょう。
体臭と抜け毛に注意を払おう
体臭と抜け毛もトラブルになりがちです。
定期的にシャンプーして、トイレ、ベッドを清潔にしましょう。毛のお手入れは、室内で窓をしめて行いましょう。
シャンプー時の抜け毛が配水管をつまらせるトラ
ブルにも要注意です。