南区の沿革みなみくのえんかく
南区の九条通より北側の地域は平安京の南端にあたります。平安京の朱雀大路は、都の中央を南北に貫く道幅80mの大通りでした。この朱雀大路と九条通が交わる位置には都の正面玄関である羅城門が置かれ、その東西には、都にただ二つしかない寺院として、東寺と西寺が同じ規模で左右対称に配置されました。
現在は、残念ながら羅城門も西寺も失われましたが、弘法大師(空海)によって更に発展した東寺は、京都でも数少ない平安京創建当時の遺構として今にその姿を伝え、平成6年に世界文化遺産にも登録されました。特に、高さ55mの五重の塔は日本一の高さを誇り、その美しい姿は京都のシンボルとして広く知られています。また、毎月21日には、「弘法さん」として親しまれている市が開かれ、境内は多くの人々で賑わっています。
現在の南区域は、平安京の造営以来、都の玄関として重要な役割を果たしてきました。九条通より南の鴨川と桂川に挟まれた地域は淀川の水運と都を結ぶ陸路の要衝となったほか、豊かな水に恵まれた近郊農業が発達し、現在まで、良質な京野菜の供給地として知られています。一方、桂川より西側の久世地域は、平安京の造営以前から長岡京の一部として発展してきた地域で、区画整理等の進展で近代的な姿に生まれ変わった現在も、平安京以前の非常に長い歴史を誇る史跡が点在しています。
また、吉祥院、久世、上鳥羽地域には、国の重要無形民俗文化財である六斎念仏が伝承されており、吉祥院六斎念仏は吉祥院天満宮の春・夏の大祭で、久世六斎念仏は蔵王堂光福寺の夏の八朔祭法楽会で、また上鳥羽の六斎念仏(上鳥羽橋上鉦講)は、お盆を中心に地域のお地蔵さん等に奉納されています。このほか、浄禅寺の鳥羽地蔵は、京の「六地蔵めぐり」の一つであり、毎年8月22日から23日の地蔵盆には、多くの参拝者で賑わいます。
南区の鉄道みなみくのてつどう
近畿日本鉄道京都線
JR西日本東海道本線(JR京都線)
西大路駅を出た後いったん西京区に入り、その後再び南区に入った地域に桂川駅がある。
京都市営地下鉄烏丸線
南区の名所・史跡みなみくのめいしょ・しせき
- 東寺
- 羅城門跡
- 六孫王神社
- 鎌達稲荷神社
など
南区の家賃帯みなみくのやちんたい
ワンルーム | 1K・1DK | 1LDK・2K・2DK | 2LDK・3K・3DK | 3LDK・4K〜 |
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4.31万円 | 5.03万円 | 6.11万円 | 7.68万円 | 8.88万円 |